この度、当事務所にて申請代行を務めました中華料理人の在留資格「技能」の認定申請が通常2〜3ヵ月かかる審査期間をわずか20日で完了し、許可を取得することができました。この迅速な結果を得るために心がけたポイントをご紹介します。
審査官の目線に立った資料作成
入国管理局の審査官は日々多くの申請書類を確認しています。そのため、審査がスムーズに進むよう以下の点を徹底しました:
- 資料の論理的な整理・分類
- 項目ごとにインデックスを付け、必要な情報をすぐに参照できるよう配慮
- 関連書類をクリアファイルで分類し、審査の流れに沿った順序で提出
- 視覚的にわかりやすい資料構成
- 重要な数字やポイントを色分けや下線で強調
- 組織図や事業計画をグラフ・図表化して一目で理解できるよう工夫
説得力のある理由書の作成
審査の要となる理由書では、以下の点を明確に記載しました。
- 受入れ店舗の事業継続性を示す具体的データ
- 過去3年間の業績推移と将来の事業計画
- 安定した経営基盤を示す財務指標の提示
- 人材補充の必要性
- 現在の人員構成と業務量のバランス分析
- 採用活動の実績と国内人材確保の難しさを具体的に説明
- 外国人材が必要である具体的理由
- 求める専門性・スキルと応募者の能力の合致点
- 採用後の具体的な業務内容と期待される貢献
結果と教訓
このように審査官の視点に立った申請準備を行ったことで、通常よりも大幅に短い期間で許可を取得できました。申請書類の「質」が審査期間に大きく影響することを改めて実感した事例です。
当事務所では、在留資格申請において、単に書類を揃えるだけでなく、審査官に「理解しやすく」「説得力のある」申請書類の作成を心がけています。ビザ申請でお悩みの方は、ぜひご相談ください。